最初に行動を起こすことにはリスクも伴うが、同時にチャンスもある。「その時に決断して行動が起こせる人」になることが、土曜塾の目標なのだ。
≪柔軟な発想でイノベーション 金融マン、蛭間芳樹さん≫
講師は、日本政策投資銀行に務める蛭間芳樹さん(29)。蛭間さんが手掛けているのは、「BCM格付融資」という金融ビジネス。これは企業の防災対策や事業継続対策を総合的に評価し結果に応じて金利を設定するという世界初の金融商品である。
蛭間さんは工学部出身のエンジニアで都市危機管理を研究し就職。経済や金融は専門ではなかったそうだ。「専門ではないからこそ、当たり前の前提を疑うことができる。社会問題解決のために専門分野を越境した柔軟な発想ができ、既存の固まった考え方に風穴をあけ、イノベーションを起こすことができる」と話してくれた。
防災と金融を結びつけたパイオニアである蛭間さんには、もう一つ別の顔もある。ホームレスが選手のサッカーチーム「野武士ジャパン」の監督だ。野武士ジャパンは、「ホームレスワールドカップ」という世界大会に日本代表として出場している。