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【ジャンプ】7度目葛西「銀」 挑戦は続く 「45、49歳でも…行けるところまで」 (2/3ページ)

2014.2.17 06:40

【ソチ五輪】ジャンプ男子ラージヒル=2014年2月15日、ロシア・ソチ、※上段は1回目、下段は2回目、丸数字は順位、カッコ内は飛距離

【ソチ五輪】ジャンプ男子ラージヒル=2014年2月15日、ロシア・ソチ、※上段は1回目、下段は2回目、丸数字は順位、カッコ内は飛距離【拡大】

  • 2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google
  • ロシア・ソチ市と、クラスノダール地方
  • ソチ五輪(冬季)=2014年2月6日~2月23日、ロシア・ソチ

 フラワーセレモニーでは壇上で飛びはねて派手なガッツポーズ。「応援してくれる人たちに、自分の今までやってきたこと、うれしさを表現したかった」。7度目の五輪でようやく手にした個人のメダル。晴れやかに胸を張った。

 その競技人生は平坦(へいたん)ではなかった。17年前、母、幸子さんを火事の後遺症で亡くした。難病を患う5歳下の妹、久美子さん(36)は今も闘病中だ。所属先は2度にわたって廃部。長野五輪では直前に左足首を痛め、金メダルを獲得した団体のメンバーから漏れた。歯を食いしばって飛び続けてきた。

 だが、五輪の表彰台は遠かった。94年リレハンメルで団体銀に輝いたものの、個人ではこの時の5位が最高。「すごく意気込んだり、『成績を出さないといけない』とプレッシャーを感じながらやっていた」と、いつも気負って空回りした。

 イメトレで涙

 日本選手団主将として迎えたソチ五輪。

 試合の合間を縫って、モーグル女子など他競技の応援に出かけた。「メダルを取れた人、取れない人の気持ちを察しながら、自分はどうなるかと葛藤していた」。勝負の空気に身をさらし、「逃げるわけにいかない。必ず自力でもぎ取る」と心を固めた。試合の朝、イメージトレーニングで金メダルを取る自分を思い浮かべると、涙があふれた。

ヒルサイズに迫る139メートルの大ジャンプを

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