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【ジャンプ】世代超え一丸 復活の「銅」 ジャンプ団体、16年ぶりメダル (3/3ページ)

2014.2.19 06:20

ジャンプ男子団体で銅メダルに輝き、表彰台から歓声に応える(左から)清水礼留飛(れるひ)、竹内択(たく)、伊東大貴、葛西紀明=2014年2月17日、ロシア・ソチ(大里直也撮影)

ジャンプ男子団体で銅メダルに輝き、表彰台から歓声に応える(左から)清水礼留飛(れるひ)、竹内択(たく)、伊東大貴、葛西紀明=2014年2月17日、ロシア・ソチ(大里直也撮影)【拡大】

  • 2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google
  • ロシア・ソチ市と、クラスノダール地方
  • ソチ五輪(冬季)=2014年2月6日~2月23日、ロシア・ソチ

 たすきつなげた

 それから16年。偶然にも同じ2月17日。4人は同じチームで戦った。今季、ワールドカップ遠征メンバーから外れた時期もあった20歳の清水は「守りに入ったら絶対駄目」と思い切りの良さで勢いをもたらした。26歳の竹内は難病の「チャーグ・ストラウス症候群」の可能性を疑われる中で2回ともK点を越え、「本当に多くの人に支えられた。感謝しかない」と声を詰まらせた。28歳の伊東は2回目の着地で五輪直前に痛めた左膝に痛みが走ったが、転倒をこらえ、役割を果たした。3度目にして「初めて悔いがない五輪」と晴れやかだった。

 41歳の葛西は言った。「後輩たちにメダルを取らせてあげたかった」と。そして、原田、船木と並び3つ目の五輪のメダルを手にしたことに「レベルが高い今季にメダルを取れたことは長野のメダリストより価値がある。中身は僕が勝っている」と胸を張った。

 ベテランと20代の3選手が力を結集して勝ち取った長野五輪以来16年ぶりの団体のメダル。日本のお家芸復活へ、たすきはつながった。(SANKEI EXPRESS (動画))


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