大雪で倒壊したイチゴのビニールハウス=2014年2月16日午前、栃木県真岡市(農家提供)【拡大】
各社の工場は、4月の消費税率引き上げ前の駆け込み需要や新車の投入によりフル生産が続いていた。少しでも多くの出荷が必要な時期だけに、生産停止の影響は少なくない。
東日本大震災以降、自動車各社は調達先の多様化や、部品在庫を多く持つなどの対策を講じてきた。だが、「フル生産が続く状況で、部品在庫の積み増しができなかった」(自動車大手)ことから、大雪による“想定外”の操業停止に追い込まれた。記録的な大雪は、物流網を含めた生産体制に重要な経営課題を突き付けた形だ。(SANKEI EXPRESS (動画))