ウクライナ・首都キエフ【拡大】
西部テルノポリでも野党勢力が治安当局の施設に放火、地元検察の庁舎を占拠するなど混乱が拡大した。西部イワノフランコフスクでは野党勢力がいったんは放棄していた行政府を再び占拠した。
反政府デモは、ヤヌコビッチ政権が昨年(2013年)11月にEUとの関係強化路線を棚上げしたことに野党勢力が反発して始まった。政権側は親ロシア色を強め、対立が先鋭化した。
≪米副大統領、電話で「深刻な懸念」表明≫
ジョー・バイデン米副大統領(71)は2月18日、ヤヌコビッチ大統領と電話で会談し、首都キエフで政権側と野党勢力の衝突が再燃したことに「深刻な懸念」を表明し、「治安部隊の撤収と最大限の自制」を求めた。ホワイトハウスが公表した。
バイデン氏は電話会談で、デモには政治改革という正当性があるとの認識を示した上で、野党勢力と直ちに対話を行う必要性に言及。米国は双方の暴力を非難するとしながらも、政権側には緊張緩和に向けた「特別な責任がある」と指摘した。