「悔しさは忘れない」
葛西は1992~93年シーズンに総合3位の経験があるが、このときは「最終戦で大失敗しての3位。悔しさは忘れない。そのリベンジをしたい」と、雪辱に燃えている。
今季の優勝はW杯史上最年長記録を更新した今年1月の第13戦の1回だけだが、上位は混戦模様で誰かが連勝して抜け出すのは難しそう。葛西も「最後までもつれる」とみている。残り試合は、「できるだけ表彰台に上がること」と、日本人初タイトルへのシナリオはしっかりとできている。
試合後は、膝の治療に万全を期すため早々に会場を引き上げた。終盤もつれればもつれるほど、百戦錬磨のベテランの経験が強みを発揮する。新レジェンドへの視界は良好だ。(SANKEI EXPRESS)