ハナ(通所施設「地域作業所_hana(ハナ)」、以下ハナ)のマンパワーをどう生かすか。単にやって、っていうだけじゃなく、人によって教え方も違うし、道具も変わる。
天童 全盲の人への仕事なんて普通はあきらめちゃう。補助具を作ってまで割り振ろうというのは、やはりハナの姿勢はすごい。
筒井 単純にそうしないと回らない。納期はいつでもいいなんて仕事はないですから。いかに短時間で正確に納められるか。終わらなかったら、結局支援員が徹夜してやらざるを得ない。それはイヤじゃないですか。うちの定員は20人ですが、1日20人は必ず作業できる労働力がいるというのは、すごく大きい。
天童 作業所に来る方の最終目的は一般企業への就労だそうですが、働く現場を実際に拝見して思ったのは、ハナが最終の就職先になっていけばいいんじゃないか、ということでした。