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ウクライナ参加「独立国として派遣」 16日までパラリンピック (2/3ページ)

2014.3.8 07:50

  • ウクライナ・首都キエフ。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領 府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。
  • 2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google
  • ロシア・ソチ市と、クラスノダール地方
  • ソチ五輪(冬季)=2014年2月6日~2月23日、ロシア・ソチ

 一方、開会式には米英カナダが政府代表団や閣僚の派遣中止を決定。日本からは桜田義孝文部科学副大臣が出席する。

 ≪「健常者トップ負かすレベルに」 地位向上へ全力プレー≫

 今回の冬季パラリンピックは2020年東京五輪・パラリンピック招致が決定して初めての大会。アルペンスキーなど3競技に20選手が出場する日本選手団にとっては、障害者スポーツの発展に寄与し、母国で迎える祭典につなげる機会となる。

 アルペンスキー男子立位で回転種目の名手、三沢拓(26)=キッセイ薬品=は6歳の時に10トントラックにはねられ、左膝から下を切断した。右脚1本で旗門を巧みにかわすターンの技術は、世界トップレベルにある。「パラで『金』を取った後は健常者のトップレーサーを負かすレベルになりたい。新聞では社会面でなく運動面で取り上げてほしい」と真剣な表情で思いを打ち明けた。

 日本選手の競技環境は厳しい。座位の選手は高額のチェアスキー購入費や度重なる海外遠征のため、年間350万円ほどの費用を負担する。多くの選手は企業とのスポンサー契約で賄う。開催国のロシアは国が選手の生活まで保障するなど充実し、アイススレッジホッケーではカナダにプロリーグが存在する。障害者スポーツは先進国で一定の地位を得ている。

来年 文部科学省の外局としてスポーツ庁が創設

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