話は、異常な膨張を止めない経済・軍事を背景とする、共産中国の危険な領域拡大の野望を葬る「何か」が潜んでいるのでは、と小欄に予感させた。
全体、中国の庶民は収入が少なく、大家族で生活が非常に苦しい。従って、誰かが偉くなると、親兄弟はじめ親戚まで皆彼にぶら下がる。少し偉くなっても決まった俸給ではとても大家族を養えない。賄賂を受けるようになる。ところが、受けてよい賄賂、受け取り方、使い道など風俗・文化や“道徳”が歴史の中で確立している。陋規は「生活の方便」であった。
なぜ陋規破壊は困るのか?
中国の支配階級=国はいわば建築物で、庶民は土台。日本人が見れば悪徳と呼ぶべき陋規は土台の中に染み込み、覆す行為は“社会秩序”を壊す。一方、支配階級=国は易姓革命で取り換えが効き、清規がいかほど堕落しても大した事態ではない。ただし、取り換えは土台=“社会秩序”が保障されないと適わない。小欄はそう解釈する。