そもそも、古来より贈収賄は中国の紛う事なき風俗・文化。最後の統一王朝・清(1644~1912年)まで存在した《胥吏(しょり)》は土着の志願制小役人で、無給だったため「必要経費/給料」は庶民から“付加税”として搾取した。陋規で担保された事実上の賄賂。赴任してくる中央の官僚=政治家へも、胥吏は酒色の供応をしなければならず“税”を厳しく取り立てた。典型的なピンハネ構造といえる。
権利を株化し、権利金を徴収して他人に貸与する胥吏もいた。どこかで聞いた話。そう、中国共産党政権下で横行、裁判が続発中の、政府・軍の地位をカネで買う《売官買官》に似る。現相場は地位によりウン百万~千ウン百万円と高額だ。
しかし売官買官を高額と形容するのなら、党・国家指導層の収賄→不正蓄財はいかに表現すべきなのか…。
香港の人権団体が5日、習近平国家主席(60)一族による334億円の収賄を、開催中の全国人民代表大会に調べるよう訴えたが、驚きはしない。国際的調査報道機関ICIJの1月のスクープで、抗体ができていた。租税回避地に所在する2社のデータを分析した結果-