実際ICIJの分析では、中国や香港の2万1000人以上が海外企業のオーナーや株主になり00年以降、隠し資産104兆~417兆円が流れ出た。中国人民銀行の報告書でも、1990年代半ば~2008年までの国外逃亡・行方不明者は1万6000~1万8000人で、10兆円が持ち出された。軍事関係費の莫大な横流しも分析されており、わが国にとっては慶事この上ない。
もっとも、慶んでばかりもいられない。庶民の目を外にそらすべく、反日目的の世論戦を強めてくる。もう一つ。
ヒト・カネの移動で、中華街が世界各地で激増する。料理を楽しむ「美味しい街」になるのか、世話になった受け入れ国で経済をのっとり、中華方式を傍若無人に押しつける「中華帝国の禁城」になるのか…。
「反日謀略拠点の街」には化けぬよう、切に願う次第。(政治部専門委員 野口裕之)