「この事件は、完全に(治安当局の)インテリジェンス(諜報)の失敗だ」と断じるのは、シンガポールの南洋理工大学のロハン・グナラトナ教授。3月3日付のインターナショナル・ニューヨークタイムズによれば、グナラトナ氏は「新疆では直近の12カ月間で200以上の襲撃事件があり、ますます事態は悪くなっている」と危惧している。
西側メディア「偏見助長」
さらに新疆大学の潘志平教授は、昨年(2013年)10月に北京の天安門で発生したウイグル族による車両突入事件が「ターニングポイントだった」と指摘。2つの事件は「今後、あたかもロシアのチェチェン紛争のようにテロが自治区の外側に拡大していくことを示唆している」としている。
中国メディアは昆明事件を「3・01」と呼んで2001年の米中枢同時テロ「9・11」と同列に論じているが、事件の基本的な情報を明らかにしない中国当局への西側メディアの不信感は根強い。