フランス・首都パリ市街【拡大】
業界反発「効果ない」
しかし、腹の虫が収まらないのが自動車業界だ。フランス自動車クラブ協会(ACA、会員76万人)のディディエ・ボレッカ会長は「性急で効果がなく、混乱につながる。この措置は過去、導入されたどの国でも効果を上げなかった」と非難。
またドライバー協会「4000万人のドライバー」のピエール・シャッスレ会長も「ロビー活動によってこのひどい大気汚染の背後に自動車が関係していると人々が信じ込んだことに驚いている」と述べ「この措置は不公平というよりもっと悪く、ばかげている」と憤っている。(SANKEI EXPRESS)
■PM10とPM2.5 ともに大気汚染の原因となる微粒子物質。自動車や暖房器具、重工業の工場などから排出されたり、風で舞い上がった黄砂など土壌粒子などからなる。PM10は粒子径が10マイクログラム以下で、1立方メートルの大気に80マイクログラム以上含まれていると、ぜんそくや呼吸困難、心臓疾患などを引き起こすとされる。中国・北京の大気汚染で問題となっているPM2.5は粒子径が2.5マイクロメートル以下で微小粒子状物質とも呼ばれる。細かな粒子のため肺の奥深くに到達でき、がんの原因となるとされる。