深海生物の精緻なイラストが描かれた40種のカードには生態や特徴などの情報も盛り込み、図鑑としても楽しめる。昨年(2013年)8月の発売後、約5000セットを売り上げた。代表の横山一樹さんは「身近にある海にまだ知らない世界が広がっていることが興味をそそるのでは」とブームの広がりに期待する。
一方、東京・渋谷の東急ハンズ渋谷店は、4月上旬までの期間限定で「深海ラボカフェ」をオープンさせた。店内には調査船の模型や、深海生物を水槽で飼育する様子を中継するモニターを設置している。
関連グッズの販売やイベントも実施。ダイオウイカの絵柄を施したカフェラテや、盛り付けで海底を表現したカレーなど遊び心のあるメニューも人気で、カップルや女性客でにぎわう。東急ハンズの担当者は「謎が多い深海の魅力を五感で楽しめる空間にした。多くの人に堪能してほしい」と話している。(SANKEI EXPRESS)