首都高速道路の更新計画の対象箇所。※既に重大な損傷が発生している箇所(約33km)について記載。残りの箇所(約22km)については、構造上の課題がある箇所の中から、点検状況や現地条件などを踏まえ、具体の区間を絞り込む=2014年3月18日現在(首都高速道路株式会社提供)【拡大】
これらの課題を解決すべく、首都高では2012年3月に有識者委員会を立ち上げ、今後の首都高のあり方を検討。有識者からの提言を受けた後、2013年12月に大規模更新計画を発表した。
羽田線など5区間8キロ
大規模な造り替えを行うのは、1号羽田線の東品川-鮫洲と大師橋、3号渋谷線の池尻-三軒茶屋、都心環状線の竹橋-江戸川橋、銀座-新富町の5区間約8キロ。
東品川-鮫洲の一部区間では、桁下と海水面が近接しており、鉄筋の腐食が目立ち維持管理が困難となっているため、海水面と橋桁が接しない高架橋へと造り替えを行う。工事中は迂回路(うかいろ)を造るなどして、通行に極力支障が出ない形での造り替えを実施する。
これに加え、3号渋谷線の南青山付近や4号新宿線の幡ケ谷付近などの修繕も予定。全ての改修費用は6300億円を見込む。一連の事業に必要な財源は、2050年までとしていた有料期間を2065年まで延長することで確保する。