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首都高50年 安全性確保で大規模改修 (4/4ページ)

2014.3.19 12:50

首都高速道路の更新計画の対象箇所。※既に重大な損傷が発生している箇所(約33km)について記載。残りの箇所(約22km)については、構造上の課題がある箇所の中から、点検状況や現地条件などを踏まえ、具体の区間を絞り込む=2014年3月18日現在(首都高速道路株式会社提供)

首都高速道路の更新計画の対象箇所。※既に重大な損傷が発生している箇所(約33km)について記載。残りの箇所(約22km)については、構造上の課題がある箇所の中から、点検状況や現地条件などを踏まえ、具体の区間を絞り込む=2014年3月18日現在(首都高速道路株式会社提供)【拡大】

  • 首都高速1号羽田線(東品川桟橋)コンクリート床板の損傷=2014年3月18日現在、東京都品川区(首都高速道路株式会社提供)
  • 首都高速1号羽田線(東品川桟橋)主桁の損傷=2014年3月18日現在、東京都品川区(首都高速道路株式会社提供)
  • 海水によって腐食した橋桁。道路の安全性を守るため、補修作業が急務だ=2014年3月18日現在、東京都品川区(首都高速道路株式会社提供)
  • 大規模造り替えの必要性について説明する首都高速道路株式会社・高橋三雅建設事業部構造設計室長=2014年3月7日(首都高速道路株式会社提供)

 道路の老朽化が進む中、グループ会社の首都高技術では、点検技術の高度化を目的とした「構造物点検技術訓練室」を設置。訓練室では、点検実技訓練によって点検の能力を向上させるとともに、構造物のどこに損傷が起こりやすいかという知識を習得し、さらに効率的、効果的な点検を目指す。

 このように、日夜さまざまな方法できめ細かな点検を実施の上、補修に取り組んでいるが、道路の高齢化や過酷な使用状況により、補修が必要な損傷が増加していることも事実。要補修損傷件数は、2002年期末の3万5700件から、2012年期末では約3倍の10万6100件と増加の一途をたどる。

 高橋室長は「道路は24時間、常に対応が必要。疲労亀裂などの件数は毎年上昇し、今は補修が間に合っていない状況。今回の大規模更新でこの状況を改善できれば」と語る。1964年の東京五輪開催に向けて整備が進められた首都高。それから50年以上の時を経て行われる2020年の東京五輪に向け、首都・東京の大動脈の造り替え事業が進む。(SANKEI EXPRESS

 ■首都高速道路 1964年に開催された東京五輪に向けて整備され、1962年に1号線京橋-芝浦間の約4.5キロが開通。現在では総延長約300キロにのぼり、1日の平均利用交通量は約100万台、大型車の交通量は都内一般道の約5倍になる首都・東京の大動脈。課題は全体の約3割を占める、経過年数が40年を超えた路線の老朽化防止対策。

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