選挙後に退任するカルザイ大統領は、2001年の米国による攻撃で国際テロ組織アルカーイダをかくまっていたタリバンの政権が崩壊して以降、12年以上にわたって新生アフガンを主導してきた。米欧、日本などからの巨額の支援を元に、内戦の荒廃からアフガンをよみがえらせることに尽力した。
カルザイ氏功績は教育
アフガンの政治評論家ハキヤー氏は、「大きな功績の一つは教育の向上だ」と述べる。
かつてタリバンは女子教育を禁止し、男子からも近代的教育から遠ざけ、マドラサ(イスラム神学校)での宗教教育を強いてきた。タリバン時代に学校へ通っていた子供は120万人に過ぎず、中でも女子は5万人以下だったとされる。その後女子生徒数は劇的に増え、アフガン政府は、学校で学ぶ子供の数は1050万人を超えたとしている。
社会基盤も向上し、ハキヤー氏は「以前はほとんどなかった舗装道路があちこちにでき、経済活動に貢献している」と指摘した。