米ニューヨーク・マンハッタンのエンパイアステートビル【拡大】
「エンパイアステートビルは世界一有名だが中身は時代遅れだった。どっちみち大改装する必要があったから(省エネ化も)同時にやろうと」
――光熱費削減の決め手は
「これが決め手というのはない。全ての策を生かすことだ。新しいのは、(省エネの)コストと利益を調べて最適な手だてを取ることだ」
――市との関係は
「気候変動対策の担当者と大いに話し合い、われわれの立場を説明した。他のビル所有者たちが(省エネ化に)後ろ向きだったから、市が求める策はビル側にも意義があると説明した」
「省エネは誰でもできる。入居者と話すのが最もわくわくする。入居中に(省エネで)どれだけ得するか知ってもらう」(共同/SANKEI EXPRESS)
■Anthony Malkin 1985年、ハーバード大卒。89年に現在のエンパイアステートビル運営会社の前身に入社。