【アートクルーズ】
世界経済の中枢であり、ファッションと芸術の街、ニューヨーク。マンハッタン南西部に位置し、最新アートの発信地でもあるチェルシー地区に昨年(2013年)12月20日、日本を代表するデザイナー、川久保玲さんの店「COMME des GAR?ONS CHELSEA」がリニューアルオープンした。1999年のオープン以来初のリニューアルという。
店の入り口近くには高さ3.5メートル、店を入った奥には今にも天井を突き抜けそうに巨大な5.3メートルのツリーがそびえ立っていた。モノトーンを基調とした服が占める店内で、ゴールドの壁面に寄り添うようにそびえ立つツリーもまたゴールドの異彩を放っていた。
「大きい木の方はまるで威厳がある『Father(父)』。そして小さい木は、生命力にあふれ、芽吹く子供のようで『Son(息子)』であるように感じます」。2本のツリーの生みの親である彫刻家の名和晃平さん(38)は、オープニングレセプションでこう語った。「川久保さんを人として、また、もの作りの姿勢や作品をリスペクトしているので、彼女にとっても最も大切というチェルシー店で作品を作らせていただいたことは本当に光栄でした」