県によると、簡易検査で死んだ鶏5羽と生きている1羽から陽性が確認された。県は検体を動物衛生研究所(茨城県つくば市)に送り、さらに詳しい遺伝子型などを検査する。H5型には低病原性もあるが、農水省や県は鶏が大量死したことなどから高病原性と判断した。
農水省の有識者会合で小委員長の伊藤寿啓(としひろ)鳥取大教授は記者団の取材に「(農場から)比較的早く報告があり、二次的感染が広がる事態はそれほど心配していない」と述べた。
熊本県は、養鶏場に続く主要道路などで、出入りする車両の消毒も始めた。蒲島知事は県の対策会議で「総力を挙げて迅速かつ確実に対応する」と述べ、1000人態勢で感染拡大の防止に当たると明らかにした。殺処分は14日までに、敷地内への埋め立ては16日までに終了させる。
また、両養鶏場から3キロ以内の養鶏場2カ所に立ち入り検査をしたが、異常はなかった。100羽以上いる全養鶏場への電話調査も開始した。鶏の搬出制限区域となった半径10キロ圏は宮崎県の一部を含むが、範囲内に養鶏場などがないため、農水省は現時点で宮崎県の対応措置は不要としている。