北陸の判断上げ
建設機械国内最大手コマツの粟津工場(石川県小松市)。5月に約70億円を投じて建設中だった組立工場が完成する。建機市場は国内や北米市場が堅調で、コマツの関係者は「生産効率化を目的とした設備投資を進めている」と説明する。
設備投資が好調なため、さくらリポートでは北陸地域の景気判断が全国9地域で唯一上方修正された。日銀の金沢支店によると、北陸の製造業の2014年度の設備投資計画は前年度比10.1%増と高水準だ。
設備投資は、北陸と近畿の2地域の判断を上方修正。日銀の櫛田誠希(くしだ・しげき)・大阪支店長は会見で、「企業心理はしっかりしている」と強調した。
生産も北海道や東北など4地域の判断を引き上げた。駆け込み需要の反動減で国内の新車販売台数は減少が予想されているが、それでも円高是正で輸出採算は改善している。自動車各社は「国内の減少分は輸出に回すなどして、生産は維持する」(自動車大手幹部)方針だ。