人手不足が顕著に
生産や設備投資の拡大などを背景に、雇用と所得環境も改善している。雇用判断については、関東や近畿、中国、九州・沖縄の4地域で引き上げられた。市川能英・福岡支店長は「着実に雇用環境が回復しており、景気を下支えしている」と強調した。
総務省によれば2月の完全失業率は3.6%で、6年7カ月ぶりの低い水準だった。企業の人手不足感は強まっており、家具量販大手ニトリを運営するニトリホールディングスの似鳥昭雄社長は「異業種も含め人材の取り合いが厳しい」と話す。
労働需給が改善していることから、賃上げを実施する企業も相次ぐ。曽我野秀彦・札幌支店長は「人手不足がいろいろな形で表面化しており、物流や観光、小売りで人件費がかなり上がっている」と説明する。さくらリポートでは北海道をはじめ関東や近畿など5地域で、所得判断を上方修正した。