【韓国旅客船沈没】沈没までのイメージ=2014年4月16日午前9時ごろ、韓国の旅客船「セウォル」号(乗客乗員計475人に訂正、6825トン)が珍島付近を航行中に遭難信号を発信した。※聯合ニュースによる【拡大】
また、韓国政府は462人としていた沈没船の乗客乗員数を475人に訂正。これまでに179人を救助。しかし10人が死亡し、287人が依然行方不明のままだ。17日午後には朴槿恵(パク・クネ)大統領(62)が船で現場海域を視察した後、現場に近い珍島の体育館で、不明者の家族らと面会した。(ソウル 加藤達也/SANKEI EXPRESS)
≪船内からメール 生存信じる家族≫
「愛してる」「許してね」。「セウォル号」が4月16日に転覆した直後から、絶望の船底から家族や友人の元へ、生存の証しがメールで届いた。「まだ生きている」と祈りながら、珍島(チンド、韓国南西部)沖合を見つめる家族たち。そのいちるな思いをよそに、船長や乗組員はいち早く船外に逃避した。生存の可能性がある「黄金の72時間」を阻む冷たい外海。懸命の捜索もいまだ、奇跡にはたどり着いていない。