【韓国旅客船沈没】沈没までのイメージ=2014年4月16日午前9時ごろ、韓国の旅客船「セウォル」号(乗客乗員計475人に訂正、6825トン)が珍島付近を航行中に遭難信号を発信した。※聯合ニュースによる【拡大】
「私たち本当に死ぬかも」という悲痛なメッセージに加え、高校生同士メッセージ交換をする携帯の掲示板には、船が沈み始めた16日午前9時ごろから親友に“最後”の言葉を伝えようとする書き込みがあふれた。生徒の一人は「皆、私がよくなかった部分は全部許して。愛している…」と書き残した。
船長ら早々に脱出
一方、海洋警察から業務上過失致死傷容疑で事情を聴かれている「セウォル号」の船長が、乗客の避難誘導をせずに早々に船体を離れて救助されていたことが分かり、安否不明者の家族らから怒りを買っている。
韓国メディアによると、船長以下1等航海士や機関士ら約30人の乗組員が乗船していたが、船内放送で避難誘導をして逃げ遅れた女性乗員を除き、全員救助された。