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台湾に「第3次国共合作」迫る中国 (1/5ページ)

2014.4.18 10:40

中台関係の主な動き=1949年12月~2014年2月

中台関係の主な動き=1949年12月~2014年2月【拡大】

  • 台湾・台北市、中国・首都北京市

 【国際情勢分析】

 中国の習近平(しゅう・きんぺい)指導部が台湾に対し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる日本との対立を持ち出して、「共闘」を呼びかけている。

 中国が釣魚島と呼ぶ尖閣の領有権を主張するにあたって、「釣魚島は台湾の一部であり、台湾は中国の一部だ。すなわち釣魚島は中国の一部だ」との考えがまかり通る。台湾統一を悲願とする中国にとり、尖閣は問題の同一線上にある。

 韓国に続いて台湾も取り込んで“対日包囲網”を形作り、同時に台湾統一も狙う中国の思惑が透ける。

 「悲痛な中華民族の歴史」

 1949年の中台分断から65年を経て、今年2月11日に江蘇省南京市で初の閣僚級公式会談にこぎ着けたその7日後、習近平氏(60)は中国共産党総書記として、台湾与党、中国国民党の連戦(れん・せん)名誉主席(77)を北京市に迎えた。

台湾の本音 対中関係で現状を維持したい

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