アンブレムのマルム火山の頂上にテントを張り、そこから火口にロープをたらして極限まで降り、溶岩に近づいていきます。その限界は上から400メートル。火口に顔を出してのぞき込むと熱くて数十秒しかもたないそうです。宇宙服のような防火服を着て、顔にはガスマスク。なぜにそこまでして、溶岩に近づきたいのか私には分かりませんが、彼らは挑戦し続けるのです。
地形的にマルム火山はガスがたまりやすいそうで、霧が晴れて、400メートル下まで挑戦できるのは、数日ありません。豪雨の中テントで晴れるのを待ってチャンスがきたらチャレンジ。そんなガッツと熱い情熱の末、15年かけてやっとマルム火山400メートル下山に成功しました。これ以降、マルム火山といえば、彼ら。日本からの撮影隊に同行したり、今年はマルム火山でアメリカのコマーシャルの撮影もあるそうです。
人々が恐れ、そして、虜(とりこ)になるアンブレム。魅惑の島でしょ。(バヌアツ親善大使、フリーアナウンサー 相川梨絵/SANKEI EXPRESS)