その温かみある色の重なりを、鈴木さんは「オッタイピイヌ」の生地にも生かす。手染めにこだわり、あえて色の上に別の色が重なる「重色」をデザインに取り入れる。「重色の色合いがどうなるかは、出たとこ勝負」。だから染色工場に出向き、黄色の上に青…と色を重ね、とうとう1枚の布に仕上がる瞬間がたまらなく楽しみなのだという。「ドキドキしますね。読めない部分もひっくるめて、ハンドプリントが大好きなんです」
元気に、マジカルな力
工場のように殺風景な空間でも、そこにさっと布一枚を広げることでパーティー会場のようにすることもできる。そんなテキスタイルのマジカルな力をもっと知ってもらいたい、と鈴木さん。