イタリアの高級ファッションブランド「サルヴァトーレ・フェラガモ」の新たなブランド戦略が世界のファッション業界から注目を浴びている。今週立ち上げた新しい高級女性用革製バッグのシリーズは、母から娘へと世代を超えて大切に使ってもらおうと、1998年に57歳で亡くなった創業者のデザイナー、サルヴァトーレ・フェラガモ氏(1898~1960年)の長女の名前から「Fiamma(フィアンマ)」と命名。5月7日には各界有名人の母娘らを起用した宣伝用のショートフィルムも公開した。これを8日に報じたAP通信は、老舗ブランドには長く愛用される真に優れた商品が不可欠だと強調した。
世代を超えて愛用
「フィアンマ」は夜のパーティーなどで持ち歩く小さなものから大型の手提げまで3サイズあり、カーフスキンやニシキヘビ、ワニ、アカエイ、キツネなどの革で作られている。価格はフェラガモだけに1650ドル~2万7000ドル(約16万7800円~約274万円)と高額だ。