各業種の15年3月期の最終利益予想も慎重だ。輸送用機器が2.9%の減益を見込み、機械は7.2%の増益にとどまるとの予測だ。非製造業でも14年3月期に大幅増益だった卸売業が減益を予想している。
SMBC日興証券の伊藤桂一チーフクオンツアナリストは「今後、大幅な円安は見込みづらく、業績を押し上げる効果は薄まる」と指摘。増税で消費が打撃を受ける可能性も否定できないため、控えめな予想につながったと分析している。
ただ、15年3月期の連結最終利益を微増見通しとした丸紅の国分文也社長は、9日の決算発表で「相当上積みの余地を残している」と発言。トヨタ自動車が8日に発表した減益予想に対しても、アナリストから「慎重過ぎる」との声が出ており、上振れする可能性もありそうだ。
東証によると9日は午後5時までに、1部、2部とマザーズ、ジャスダックに上場する3月期決算企業438社が業績を発表した。