米フロリダ州タラハシー(州都)【拡大】
アマゾンの構想では、モーター駆動の8つのローターを備えた小型無人機を使い、搭載したGPS(衛星利用測位システム)で目的地まで自律飛行する。物流センターから半径16キロ以内での利用を想定し、注文から30分以内に配達できるという。
法や飛行規則に整備遅れ
米インターネット検索大手のグーグルも先月(4月)、米無人機ベンチャーのタイタン・エアロスペースを買収したと発表した。タイタンは2012年に設立された新興企業で、太陽電池によって高高度を着陸や給油なしで5年間飛行できる無人機を開発している。グーグルは上空からのデータ配信に無人機を使い、まだ世界中で50億人以上いるとされるインターネットの接続環境がない人々に接続サービスを提供する手段として活用する計画を描いているという。
だが、技術先行が現状で無人機ビジネスが普及するには、法や飛行規則の整備遅れが障害になっている。上空から偵察や情報収集を行うことも可能なため、プライバシーの保護も課題になっている。今回のニアミスは米国の空に広がるリスクを改めて想起させたといえそうだ。(SANKEI EXPRESS)