■はば・よしたか BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。人と本がもうすこしうまく出会えるよう、さまざまな場所で本の提案をしている。
(1)物語の展開だけでなく、徐々に明らかになる世界の仕組みも気になるところ。「設定メモ」も必読。既刊12巻。講談社、617円。
(2)現在テレビアニメも放送中。フルCGで再現される機体は男子の心をくすぐります。アニメで初めて語られる設定もあるので、見逃せません。
(3)SF界の金字塔。火星人との激戦も見物だが極限状態での人間の行動を冷静に綴る手腕はさすが。早川書房、596円。
(4)自分たちの考える援助がその世界を救うとは限らない。異星人との邂逅を描きつつもそのテーマは普遍性を持つ。早川書房、絶版。
(5)惑星ソラリスで出会った「生きた海」は敵でも味方でもない。人間の理解を超えた存在との交流が始まる。早川書房、886円。
(6)謎の生物との死闘を淡々とした筆致で紡ぐ。細部まで描くことで“砂漠の惑星”が実像を持って脳内に現れる。早川書房、821円。
(7)宇宙に脱出したオルタネイティブV計画の末路がシドニアともいえなくない。ループものアニメやゲームに大きな影響を与えたシリーズ。