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被災地で芽生えたジャーナリズムの原点 (1/4ページ)

2014.5.14 12:05

週刊「大槌新聞」を発行する、おらが大槌夢広場の会議風景。右端が菊池由貴子氏=2014年2月28日、岩手県上閉伊郡大槌町(渡辺武達さん提供)

週刊「大槌新聞」を発行する、おらが大槌夢広場の会議風景。右端が菊池由貴子氏=2014年2月28日、岩手県上閉伊郡大槌町(渡辺武達さん提供)【拡大】

  • 週刊「大槌新聞」の縮刷版=2014年5月13日、岩手県上閉伊郡大槌町(渡辺武達さん提供)
  • 岩手県大槌町

 【メディアと社会】

 日本の近代史は大きな「災害」を3度経験している。1つ目は、第二次世界大戦という戦災、2つ目が神戸・淡路大震災(1995年1月17日)で、3つ目が東日本大震災(2011年3月11日)である。第二次大戦は、執権層の国際状況の見誤りという意味では人災であり、阪神淡路大震災は自然災害的側面が強い。東日本大震災は地震・津波・原発事故の複合災害で、哲学者の梅原猛氏の言葉を借りれば、「文明災」の側面が大きい。その点でも、今後の日本と日本人の進路に大きな影響を与えた。

 情報のライフライン

 神戸では美しい夜景とモダンなファッションの街が一瞬にして失われ、赤子を背負った母親が川べりでおむつの洗濯をし、水を求める人が破裂した水道管から漏れ出る水を手ですくって飲んでいた。筆者は当時、NTTを中心とした情報労連近畿の顧問をしており、彼らが必死に情報ネットワークの復旧に献身的努力をしたことをつぶさに見て知っている。

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