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被災地で芽生えたジャーナリズムの原点 (3/4ページ)

2014.5.14 12:05

週刊「大槌新聞」を発行する、おらが大槌夢広場の会議風景。右端が菊池由貴子氏=2014年2月28日、岩手県上閉伊郡大槌町(渡辺武達さん提供)

週刊「大槌新聞」を発行する、おらが大槌夢広場の会議風景。右端が菊池由貴子氏=2014年2月28日、岩手県上閉伊郡大槌町(渡辺武達さん提供)【拡大】

  • 週刊「大槌新聞」の縮刷版=2014年5月13日、岩手県上閉伊郡大槌町(渡辺武達さん提供)
  • 岩手県大槌町

 一人の女性が奮起

 こうした文字通り、能(あた)う限りの手段を用い、住民が必要とする情報を提供する姿勢は、ジャーナリズムの原点回帰として、世界中に知れわたった。

 岩手県大槌町でも、一人の女性が大手新聞ではどうしても抜け落ちる地元住民の求める情報を提供するため、A3用紙の裏表を使った週刊「大槌新聞」を立ち上げ、今や町民にとってなくてはならない存在となっている(大槌新聞 創刊者・菊池由貴子氏 発行・一般社団法人おらが大槌夢広場復興館 縮刷版問い合わせ・(電)0193・55・5120)。

 日本新聞協会が発行する年鑑や横浜にある新聞博物館内の掲示説明には「戦時中の新聞は軍部権力に言論の自由を蹂躙(じゅうりん)された」という被害者的説明がある。しかし、それは戦前の大手紙やNHKが自らの意思で戦争をあおった面があることを隠している。そのことを、いち記者として恥じ、勤務していた大手紙を辞した、むのたけじ氏(99)は、故郷の秋田県横手市へ帰り、日本人は何を考え、どう行動すべきかを伝えようと、地元で週刊新聞「たいまつ」を発行し続けた。

官民一体で時代記録

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