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大手5行決算 8年ぶり高水準 本業の収益力に課題 株価頼み続かず (2/3ページ)

2014.5.15 11:00

記者会見する三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長=2014年5月14日午後、東京都中央区日本橋本石町の日本銀行本店(共同)

記者会見する三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長=2014年5月14日午後、東京都中央区日本橋本石町の日本銀行本店(共同)【拡大】

  • 大手銀行5グループの最終損益の推移=2014年5月14日、※各年3月期、三井住友トラスト・ホールディングスは2011年3月期まで住友信託銀行と中央三井トラスト・ホールディングスを単純合算。マイナスは赤字
  • 大手銀行5グループの2014年3月期連結決算=2014年5月14日、※単位億円、カッコ内は前期比増減率%、▲はマイナス。実質業務純益は単体か傘下銀行合算。最終利益は連結。四捨五入の関係で合計は一致しない

 ≪本業の収益力に課題 株価頼み続かず≫

 大手銀行5グループの2014年3月期連結決算は好業績が相次いだものの、15年3月期はりそなホールディングスが32%減を予想するなど、一転して4グループが最終利益の減益を見込む。14年3月期は貸し出しなど本業の収益力の弱さを株高が補ったが、それが続かないと予想しているためだ。収益性の高い貸し出しを増やすことが、安定成長に向けた課題となる。

 「(14年度の)資金需要は13年度より期待したいが、金利は大きな改善を期待しにくい」。決算を発表したみずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長は14日、国内貸し出しの収益環境の厳しさを強調した。

 全銀協によると、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行といった都市銀行5行や信託銀行の13年度末の国内貸出金は、12年度末比でそれぞれ微増した。

 だが、日銀が昨年4月に導入した大規模な金融緩和や銀行間の競争激化の影響で、貸出金利から預金金利を引いた利ざやは低下し、本業での厳しさが続く。

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