ハイチ・首都ポルトープランス【拡大】
欧米メディアによると、クリフォード氏のチームは2003年に、コロンブスの記録と一致するハイチ沖の海底で沈没船を発見。大砲と船底に積む重しのバラスト石を引き揚げ、「沈没船はサンタマリア号だ」と主張した。しかし、他の多くの考古学者が「大砲はサンタマリア号のものと異なる」と反論し、主張は否定された。
綿密な計測、合致
承服できないクリフォード氏はその後も、ソナーなどを駆使し沈没地点の可能性があるハイチ沖の400カ所を調査。沈没船は水深3~4メートルの浅瀬の暗礁の近くで見つかっており、沈没時のコロンブスの記録や海底地形から、この場所が沈没地点である可能性が最も高いと突き止めた。否定材料となった大砲についても、当時の大砲を改めて調べると、特徴が一致することが分かった。
そして数週間前、チームは現場へ戻った。大砲は何者かに盗まれてなくなっていたが、沈没船の綿密な計測と写真撮影を改めて実施。その結果、約35メートルのサンタマリア号の大きさとピタリと合致した。バラスト石も分析の結果、サンタマリア号が建造されたスペインの石と同じものと判明した。クリフォード氏は、「細部に至るまでサンタマリア号と一致している」と、結論付けた。