駐中国ブラジル大使は「1974年にブラジルと中国が外交関係を樹立してから、ちょうど40周年を迎える時に、習近平国家主席がブラジルに滞在することは、本当にすばらしい偶然の一致だ」と述べたという。しかし、この訪問はどうやら“偶然”などではないようだ。
当初予定は3月か4月
在ブラジル日本大使館のホームページに、ことの真相が掲載されていた。
「本年のBRICS首脳会合は、ブラジルにおいて3月または4月に開催される予定であったが、ブラジルは中国側の申し入れを受け、首脳会合を7月15日及び16日にフォルタレーザで開催することとした」
「7月15日はサッカーW杯決勝戦の2日後であるが、中国側がこの時期を選んだのは、サッカーファンである習近平国家主席が、昨年(2013年)11月に訪中したミシェル・テメル副大統領(73)と会談した際、W杯期間中にブラジルを訪問したい旨を伝えたためとされている」-。