アジア太平洋地域の自由貿易圏=2014年5月18日現在、※FTAAP(アジア太平洋経済協力会議)、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)【拡大】
中国では「TPP交渉に参加しなければ、世界の貿易ルール作りが中国抜きで進んでしまう」(政府系研究者)との危機感も高い。中国高官はTPPに対して「私たちは開かれた態度だ」と度々言及し、交渉参加の可能性も示唆してきた。
ただ中国は依然として規制でがんじがらめになっており、市場開放で打撃を受ける国有企業などの抵抗も強いとされる。「現状ではとてもTPP交渉に参加する状態ではない」(日本の研究者)との見方が一般的だ。巨大な経済規模を持ちながらも先進国と同じ土俵では渡り合えないジレンマに陥っている。(共同/SANKEI EXPRESS)
■APEC貿易相会合 アジア太平洋経済協力会議(APEC)を構成する日本や米国、ロシア、中国など21の国・地域の貿易や通商担当の閣僚らが参加する。首脳会議に向けた主要会合の一つで、定期的に開かれる。成果を声明として採択する。透明で公正な貿易・投資環境づくりや、地域経済統合の議論を推進していくことが主な狙い。(共同)