毎年のこととわかっていても、入梅間近のこの時期、雨やじめじめとした湿度は憂鬱なものです。野菜や果物と同じく、生花もいたみやすいので、お部屋に飾るフラワーアレンジを作るのもおっくうになりがち。そこで今回は生花ではなく、生花を加工して作った「プリザーブドフラワー」を使い、多肉植物との異素材ミックスに挑戦しましょう。
色や質感が長持ち
プリザーブドフラワーの特徴の一つは、日持ちが長いということです。同じく生花を加工したものでも、ドライフラワーは風化しやすく、次第に色あせしてしまいますが、プリザーブドフラワーは、樹液の代わりに保湿成分のある液を吸わせて保存加工するので、生花のように新鮮な姿のまま、色や質感が長持ちします。直射日光にさえ当てなければ、半年~1年ほど持ちます。
こうした点が重宝され、最近は、プリザーブドフラワーのバリエーションも多岐にわたって増えてきました。その中から、定番である黄色いバラを3輪と、加えて、アジサイをチョイス。アジサイは色味が豊富な花ですが、グリーンのものを使ってみました。ちなみにアジサイは小さな装飾花がたくさん集まったものなので、フラワーアレンジの際、オアシスの周りを囲ったり、根元や隙間などにまんべんなくあしらうのに便利ですよ。