読み狂人はこんな途方もないものが読めて実に幸せだわ。といって書くもののクォリティーはたいしてあがりまへん。ウケルー。(元パンクロッカーの作家 町田康、写真も/SANKEI EXPRESS)
■まちだ・こう 1962年、大阪府生まれ。81年、町田町蔵名義でパンクバンド「INU」のボーカリストとしてデビュー。96年には町田康として処女小説『くっすん大黒』(文芸春秋)で文壇デビュー。2000年に『きれぎれ』(文芸春秋)で第123回芥川賞受賞。近刊に橋本治らとのアンソロジー『12星座小説集』(講談社)。
≪増補改訂版米朝落語全集(全八巻)≫
上方落語の第一人者で重要無形文化財保持者(人間国宝)でもある桂米朝師匠(89)が自ら執筆した「米朝落語全集 全七巻」(1980~82年)に、新たに発掘された口演記録など新収録を加えた約160篇の落語速記と自筆解説を収載した完全版。2013年11月から刊行を開始し、14年6月にも発刊する第八巻で完結する。