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日本軍破った「生ける暗号」 米ナバホ族「コードトーカー」最後の一人死去 (1/3ページ)

2014.6.6 07:03

 第二次世界大戦中、日本軍が一度として解読できなかったとされる暗号の作成に従事したアメリカ先住民ナバホ族の男性、チェスター・ネズさんが6月4日、93歳で死去した。米海兵隊が1942年に暗号開発のために最初に採用したナバホ族29人の最後の生き残りだった。文字が存在せず、ナバホ族以外の人には習得が極めて困難な特殊な言葉を駆使し、傍受される可能性が高い無線交信に従事した彼らは「コードトーカー」と呼ばれ、情報戦で日本軍を圧倒し米軍の勝利に大きく貢献した。終戦から来年で70年。歴史の証人の死を多くの関係者が悼んだ。

 特殊な発音で習得不可能

 「私は人生をかけてアメリカとナバホの両方から信頼を獲得できたと思っている。そのことに感謝している」

 ネズ氏は生前、米CNNテレビとのインタビューで、先住民族としての誇りをこう語っていた。ネズ氏はニューメキシコ州の自宅で、眠ったまま静かに亡くなったという。

 先住民が住む準自治領ナバホ・ネーションのベン・シェリー大統領(66)は「29人がコードトーカーに志願したとき、われわれの言葉の持つ力が世界に共有された」との声明を発表し、ネズ氏をたたえた。

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