ソフトバンクが開発したロボット「ペッパー」を発表する孫正義(そん・まさよし)社長(右端)。発表会にはCMキャラクターの(左から)宮迫(みやさこ)博之さん、上戸彩(うえと・あや)さん、樋口可南子(かなこ)さん、ダンテ・カーヴァーさん、橋本環奈(かんな)さんも登場した=2014年6月5日、千葉県浦安市(大山実撮影)【拡大】
身長は約120センチで、二足歩行ではなくタイヤで移動する。リチウムイオン電池を搭載し、12時間以上の連続稼働が可能。生産は台湾の鴻海精密工業に委託する。発売に先駆けて、6日から東京・銀座と表参道の店舗に配置し接客を行う。
ソフトバンクは10年に発表した「新30年ビジョン」で、「知的ロボットとの共存」を掲げ、12年に人型ロボット開発の仏アルデバラン・ロボティクスに出資。13年7月にはロボット事業の新会社を設立し市場調査を進めてきた。
ペッパーは実際より割安な価格で販売し、量産による原価低減と有料ソフト(アプリ)の販売拡大で、収益事業に育てる考えだ。将来的には海外での発売も検討する。
≪OSなど「ペッパー」の中核技術 外部提供も≫
ソフトバンクの孫正義社長は6月5日、産経新聞社のインタビューに応じ、人型ロボット「ペッパー」の中核技術を外部に販売する検討を進めていることを明らかにした。基本ソフト(OS)や感情表現を司る半導体「感情エンジン」などを提供し、幅広い分野で普及を図る考えだ。孫社長は「ペッパー用に開発されたアプリが現在88種ある。来年2月の発売までに数百種をそろえる」と述べ、アプリの拡充でペッパーの機能を高める方針を示した。また、「いますぐにではないが、感情エンジンも提供していきたい」と語った。