日本(にっぽん)維新の会の「分党」について大阪市で記者会見する橋下(はしもと)徹共同代表(左)と国会内で新党参加者のリストを示す石原慎太郎共同代表=2014年6月5日(共同)【拡大】
それでも実際に新党結成や政界再編に踏み出すときには、政治改革や地方分権、利権政治の打破といったスローガンで本音を包装した。その点、前述の若手幹部は誠実で正直なのかもしれないが、新党や野党再編の訴えも、家業を継承し活計の道を立てるためかと疑いたくなる。
見えない旗印
さて、日本(にっぽん)維新の会が分党を決め、橋下(はしもと)徹共同代表が率いる大阪維新の会系メンバーと、石原慎太郎共同代表ら旧太陽系を含むメンバーに分かれることになった。石原氏らは6月5日に新党結成の準備会を設置。7月下旬をめどに党名を確定し、新党を正式に設立することを決めた。新党は「自立、新保守、次世代」を理念にするという。
憲法観や原発・エネルギー政策など重要政策で大きく食い違い、同一政党としての活動が難しくなった以上、分党して考えの合う勢力とともに出直すべきだというのは合理的だ。