歌うことの楽しさ
じっくりと取り組む舞台稽古を、稲垣は楽しんでいるようだ。場面ごとに「こんな経験、いままでなかった?」などと鈴木が問い、キャストが語らうスタイルで、「話しあって気持ちを共有できていくのは、面白い」と語る。また、大ベテランの小林隆が誰より稽古場に早く来て、タップを踏み、稽古開始前に汗だくになっている姿には「素敵ですよ。目が少年のようにキラキラしていて」と刺激を受けているようだ。
佐山雅弘(60)によるジャズをベースにしたおしゃれな楽曲も魅力。鈴木は前回の公演で「歌の力をつくづく実感した」と、今回は曲数も増やし、バンドもギターを追加して5人編成に。
稲垣は「SMAPで歌うときはパフォーマンスを意識するけれど、この作品では純粋に歌うことの楽しさに目覚めています」と充実の様子。普通の男の日常に、違和感なくミュージカルナンバーを溶かし込むのは難しそうだが、「どんなシチュエーションでも成立させくれるところが、さすが。経験豊富な吾郎くんだからこそ」と鈴木も太鼓判を押す。