空気感を共有して
もとは広告代理店のサラリーマンだった鈴木は、舞台を大きな居酒屋のように楽しんでほしい、と言う。劇中の空気感をみんなで共有して楽しい気分になってほしいのだ。「最近また、サラリーマンの残業が大変になってきていますよね」と働く人々のアフター5の現状を憂いながら、「大人たちが一日の最後に気楽に楽しめるような、わかりやすい作品をつくりたい。このミュージカルもそんな1本になれば」と語った。
鈴木の思いを聞いた稲垣も、「仕事帰りに劇場に立ち寄り、見終わったあとにお酒を交わして、ああだこうだという。そんな風に大人が過ごせば、日常は豊かになる気がしますね」と応じた。
2人が話すように、劇場通いがサラリーマンの日常の一部になったなら…満員電車でつり革につかまりながらタップを踏むサラリーマンが出てくるのかも。そうなれば、毎日がちょっと面白くなるかもしれない。(津川綾子/SANKEI EXPRESS)