党首討論で民主党の海江田万里(かいえだ・ばんり)代表(右)と論戦を交わす安倍晋三(しんぞう)首相首相=2014年6月11日午後、国会(共同)【拡大】
党首討論は昨年(2013年)12月以来で、第2次安倍内閣では3回目。民主党の海江田万里(かいえだ・ばんり)代表(65)、日本(にっぽん)維新の会の石原慎太郎共同代表(81)、みんなの党の浅尾慶一郎代表(50)が論戦を挑んだ。
≪海江田氏 攻勢も中途半端で返り討ち≫
民主党の海江田(かいえだ)代表は党首討論で、党内で賛否が割れる集団的自衛権の問題1本に絞り、あえて勝負に出た。「海江田降ろし」を封じるため、戦う姿勢をアピールした形だ。だが保守系、リベラル系双方に配慮した中途半端な攻撃は、安倍首相の返り討ちに遭い、不発に終わった。一方、崖っぷちのはずの海江田氏に対し、反執行部の動きも頭打ちの状態で、“決められない”党の体質は変わらないようだ。
党首討論で海江田氏は「民主党の見解を申し上げます」と切り出し、「集団的自衛権の行使一般を容認する変更は許されない」と強調した。党内の保守系とリベラル系の対立を首相に指摘されるのを防ぐための作戦だった。だが、両勢力に配慮した結果、迫力不足は否めなかった。