2004年にイラクで香田証生(こうだ・しょうせい)さん=当時(24)=を殺害したことで知られる「イラク聖戦アルカーイダ組織」などがつくった「イラク・イスラム国」がシリアに戦線を拡大し、13年4月、「イラク・レバントのイスラム国」に改称。シリアで活動するアルカーイダ系過激派「ヌスラ戦線」との統合を発表した。
だが、アルカーイダ指導者のザワヒリ容疑者は統合を認めず、アルカーイダの意向を無視し一般市民の無差別殺戮(さつりく)を繰り返したISILにシリアからの撤退を要求。
しかし、ISILはアサド政権だけでなく、ヌスラ戦線を含む反体制武装勢力とも激しい戦闘を続け支配地域を拡大。アルカーイダは今年2月、ISILとの関係断絶を表明した。
イスラム教の戒律を厳格に適用するイスラム国家をイラク、シリアにまたがり樹立しようとするISILは、掌握したシリア北部ラッカなどで、女性に全身を隠す衣装「ニカブ」の着用を強要するなどした。