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米欧の価値観と決別 読めない行動 (1/4ページ)

2014.4.30 10:40

ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。

ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】

 【国際情勢分析】

 ロシアは欧州なのか、それとも独自の発展経路をたどる存在なのか-。19世紀のロシア知識人層を「西欧主義」と「スラブ主義」に二分したこんな大論争があった。大まかに言って、ロシアの後進性を認識し、西欧文明の優れた面を取り込むべきだと考えたのが西欧派。ロシアは独特の存在で、西欧の個人主義や合理主義とは相いれないというのがスラブ派だった。

 蓄積した「被害感情」

 ウクライナ南部クリミア半島を併合し、東部をめぐっても米欧と真っ向から対峙(たいじ)するロシアのウラジーミル・プーチン政権は、さしずめ現代版の「スラブ主義」へと舵を切った感がある。

 1991年のソ連崩壊後、新生ロシアは旧西側諸国の価値観を曲がりなりにも受け入れようとし、米欧の主導する主要国クラブへの参画を目指してきた。90年代後半にはG7(先進7カ国)にロシアが迎えられ、G8(主要8カ国)となった。ロシアは2012年、18年間に及ぶ交渉を経て世界貿易機関(WTO)に加盟。今年2月には、南部ソチで悲願の冬季五輪を成功させたばかりだ。

“被害感情”がプーチン氏には蓄積

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