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米欧の価値観と決別 読めない行動 (2/4ページ)

2014.4.30 10:40

ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。

ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】

 しかし、プーチン政権はこの流れに逆行してクリミア併合に踏み切り、米欧の制裁にもひるむ様子がない。「プーチン氏は今、東西冷戦の終結後に形成された秩序を本気で変えようとしている」と、有力な外交専門家は見ている。

 プーチン氏が1期目の大統領に就いたのは2000年5月。01年9月の米中枢同時テロ後は米国の「対テロ戦争」を支持し、ロシアが“裏庭”と考える中央アジアでの米軍駐留も容認した。だが、その後の米国は「一極世界」を謳歌(おうか)し、冷戦に敗れたロシアは攻め込まれる一方だった-との“被害感情”がプーチン氏には蓄積していった。

 米国は03年、ロシアなどの反対を押し切ってイラク攻撃に踏み切り、04年には北大西洋条約機構(NATO)が、旧ソ連バルト三国にまで東方へと拡大。08年には欧米諸国の多くは、ロシアが後ろ盾だったセルビアから独立を宣言したコソボを国家承認した。米国のミサイル防衛(MD)システムによって核戦力の米露均衡も崩れかけている。

米欧の「アンチ・テーゼ」を追求する姿勢

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