そこでマーシャル博士は新たな発見にたどり着いた。特定の個体の尾の付け根に際立ったもようと脊椎の名残があることに気付いたのだ。長い間1種類しかないと考えられていたマンタが実は2つ目の種があると確信。そして博士のチームは2種類が存在することを証明し、2009年12月に論文を発表した。それは過去50年において最大の発見となった。さらに3つ目の種の存在についても確信を得たという。
こうした努力が実って2013年、マンタは国際取引を規制することで保護を目指す「ワシントン条約」の規制対象となった。さらに、博士はモザンビーク政府にマンタの生息する海域の保護を訴えるなど、マンタを救う道を探っている。
≪一色海岸でビーチクリーン≫
スキンケアのブランド「ドゥ・ラ・メール」は、海の重要性を認識して海洋保護に取り組む「ワールドオーシャンズデイ」の6月8日、神奈川県葉山町の一色海岸でビーチクリーン活動を行った。