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≪「間違いなくクール」 技術競争激化≫
オキュラスVRは、会社設立直前の2012年6月のE3で、「オキュラス・リフト」のプロトタイプを初めてお披露目した。英BBC放送(電子版)などによると、それから約2カ月後の12年8月1日、インターネット上で一般ユーザーから広く資金を集める「クラウドファンディング」の手法で、会社の運営費と製品開発費を募集したところ、わずか4時間で目標額の25万ドル(約2500万円)の調達に成功。最終的には約243万ドル(約2億4500万円)を集め、ゲーム業界を驚かせた。
「オキュラス・リフト」の将来性の高さは折り紙付きだ。市販はまだだが、ソフトウエアの開発者向けには350ドル(約3万5000円)で販売しており、すでに約7万5000台が売れたという。
将来性に注目した米フェイスブックは今年3月、オキュラスVRを20億ドル(約2036億円)で買収すると発表した。仮想現実の技術を体現できるオキュラス・リフトのような製品やその技術は今後、ゲームだけでなくSNS(交流サイト)の世界でも存在感を発揮すると踏んだからだ。フェイスブック最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏(30)は買収時の発表文で、「オキュラスは史上最もソーシャルな基盤を創造し、われわれの仕事や遊び、交流方法を変える見込みがある」と絶賛した。